遮熱カーテンと遮光カーテン
室内の温度の上昇を抑えるため、エアコンの設定温度を上げられ、部屋のインテリア性を損なわずに遮熱出来るというところが魅力となっています。
タイプは2種類あり、レースタイプと厚手のカーテンタイプ。
普通のカーテンと同じくカーテンレールに吊るして使い、汚れたら洗濯もOKです。
ただ、遮熱効果を上げるために厚手のカーテンタイプのほうを窓ガラスの近いほうに取りつけるところがポイントとなります。
遮光カーテンと遮熱カーテン、その違いについて
光を遮る工夫が施されている遮光カーテンでも一般的なカーテンに比べれば、
直射日光を避けられるので室温の上昇を抑えることは可能です。
ただ、より効果を求めるならば赤外線のカットが重要とされるので遮熱カーテンのほうが効率的
と言えるでしょう。
一般的なカーテンよりも遮熱カーテンのほうが、
室温上昇を1℃以上抑えることが出来ます。
この1℃という数字、あまり違いがないように感じますが、
実はエアコンの設定温度を1℃高めるだけで商品電力を約10%下げることが出来るのです。
どれほど節電効果があるのかが分かりますよね。
既に遮光度数が高いカーテンを使用している場合は、
カーテンの裏に付けられる裏地状の遮熱カーテンを追加すると良いでしょう。
遮熱カーテンに買い替えるよりも断然、お得です。
もちろん裏地状タイプは、一般的なカーテンにも付けられます。
何もしないよりは十分遮熱効果を得られますよ。
これから遮熱カーテンを購入する人は、遮熱素材(ステンレスやセラミック)が何%使用か、
赤外線カット率のところをチェックしてみてください。
遮熱加工について
業界団体が定める基準を示すものがない遮熱カーテンは、
素材や加工方法はメーカーによって違ってきます。
遮熱カーテンと表示されているカーテンの加工の違いは、
大きく4つのタイプに分けることが出来ます。
遮熱効果の高いもの順だと以下の通りになります。
@セラミック粒子を練り込んである糸でカーテンを編んだもの
A裏側の糸の表面にステンレスの粒子を蒸着してあるもの
Bアルミフィルムを糸状にして生地に織り込んであるもの(裏地タイプ)
C光沢のある糸で反射させているもの(ミラーレース・ウェーブロンなど)
ただ遮熱効果が高いカーテンほど密度が高く、
光を通しづらくなってしまうので部屋も暗くなってしまいます。
そしてそれはレースカーテンも同じことです。
遮熱効果が高ければ高いほど暗くなることが課題となっていましたが、
最近では透過性も優れた遮熱効果抜群の商品も出ています。
ただ、値段が高いのは難点ではありますが…。
遮熱カーテンを使い分けるコツ
仕事などで日中はあまり家に居ない…という人は、
厚手の遮熱カーテンを取りつけ直射日光を遮っておきます。
こうすることで帰宅後の室温上昇を抑えることが出来ますよね。
また、寝室に取りつけておけば寝やすい環境の準備に一役買ってくれるでしょう。
逆に日中は家に居ることが多い…という人は、
レースの透過性の高い遮熱カーテンやレースに付けられる透過性の高い裏地タイプ
の遮熱カーテンを使用することをおススメします。