断熱用に窓ガラスが鏡になっている家やビル
散歩している時や仕事で街中を歩いている時に、時々窓ガラスが鏡になっている家やビルを見かけます。
歩いている自分の姿をくっきりと見えてしまうので、ちょっとがっかりしたり、姿勢を正して歩いてみたり、ただの鏡代わりに使っていたのですが、あの鏡窓は断熱シートを貼っていたのですね。
自分の家に断熱シートを貼るという感覚がなかった為、「どうして歩く人の為に鏡にしているのだろう」とか「鏡に映って気取って歩いている人の姿を家の中から眺めて楽しんでいるのかな?」なんて思っていたものです。
全面を鏡にしているビルは、空に溶け込むようにして圧迫感をなくしているのだろうと思っていたのですが、そんな事で鏡の窓にする訳がなかったようです。
断熱だけではなく防犯用や、割れにくくする為だった訳ですね。
最近そのような家が、とても目立ってきたと言うのは、ここのところの東日本大震災や、毎年のように続く長い暑い夏や、長く続く寒い冬のせいなんでしょう。
断熱の為のシートを貼って、災害時にも窓ガラスを守ってくれるなんて、今の日本にとても必要なものなのかも知れません。